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仕事へのモチベーションがどうしても上がらない・・・そんなとき周りに迷惑をかけずに仕事をやりきる対処法

日々の仕事を続けていくと「今日はどうしてもやる気がおきない」そんな時があります。

ついこの前までは、やる気もあって仕事もノリノリでこなせていたのに、今はなぜかその時の
モチベーションが保てない。このような状態に陥ることは誰にでもあります。
そもそも仕事との向き合い方は人それぞれです。

仕事の対価、報酬を得ているのだから、仕事はやって当然という義務感や責任感で取り組んでいる人もいれば、仕事上の経験から、これまで出来なかったものが出来るようになる成長の実感、
自分がやらなければという使命感、チームで同じ目標に向かう連帯感など、いろいろなものを
感じそれを原動力にして仕事に取り組んでいます。

しかし、そんな仕事に対する姿勢や、仕事への価値観とは関係なく、日々の仕事のなかで
やる気が一時的に減退することは決して珍しいことではありません。
モチベーションを落としてしまう原因は、その仕事そのものや、職場の環境、私生活の問題など、その時々でいろいろあります。

しかし、ここでまず認識すべきことはその原因ではなく、
今モチベーションが落ちているからといって、仕事は待ってはくれないということです。

このままでは会社やチームのみんなに迷惑がかかる、そんなことは自分でもわかっているけど、
どうしてもやる気がでない。そんな追い詰められた状況にはならないように対処する必要が
あります。

今回のコラムテーマは、「仕事に対するモチベーションが上がらない時の対処法」です。
これから紹介する対処法を駆使し、仕事のやる気が減退した状況を一緒に乗り切りましょう。

目次[非表示]

  1. 1.モチベーションが保てない時も、仕事だけはやりきるという考え方
  2. 2.モチベーション低下の原因が「その仕事そのもの」だった場合
  3. 3.モチベーション低下の原因が「仕事以外のもの」だった場合
  4. 4.原因はわからないが、なぜかモチベーションが上がらない
  5. 5.モチベーションが低いときの注意点

モチベーションが保てない時も、仕事だけはやりきるという
考え方

与えられた仕事に対してどうしてもモチベーションが上がらない時、その原因はその仕事
そのものにモチベーション低下原因がある場合と、仕事以外のものに原因がある
場合の、
大きく2つに分けられます。

そして当然ながら、その対処法はそれぞれの原因に応じたものにしなければなりません。

どちらの原因でも理想的な対処法は、モチベーション低下の原因そのものを無くすことです。
しかし、それは実際にやろうとしても、うまくいかない場合がほとんどです。
なぜなら、そこにはその仕事に関わる人たちや、仕事上の制約など、自分ではコントロール
できないものが介在しているからです。

これが趣味や遊びなら自分ひとりのものなので、やりたいようにできますが、仕事や
日々の生活はさまざまな人と関わりながら成り立っています。自分からは変えられないものが
たくさんあります。そのためモチベーション低下の原因が、仕事でも仕事以外でも、まず
おこなうべきは自分自身のやり方や考え方を変えることです。

そしてモチベーション低下の原因を取り除こうとするのではなく、
モチベーションが低いままでも、その仕事をやりきるというのが基本的な対処法です。

モチベーション低下の原因が「その仕事そのもの」だった場合

仕事そのものがモチベーションを下げる原因の場合、その理由はいろいろ考えられます。

・仕事そのものが単純作業の繰り返しでつまらない
・仕事の難易度が高すぎてギブアップしたい
・作業自体には不満はないが、一緒に仕事をする人とのコミュニケーションが煩わしい
・頑張っているのに評価されない
・その仕事そのものの目的がわからない(無駄な作業としか思えない)

などです。

<仕事に対してモチベーションが持てない原因>
 ・目的・意義(やりがいを感じられない、目的が不明)
 ・作業内容 (単純な繰り返し、複雑すぎて疲れる)
 ・難易度  (難しすぎる、簡単すぎる)
 ・コミュニケーション(話しかけづらい相手、作業以外で手間がかかる)
 ・評価   (労力に対する評価が低い、誰からも感謝されない)

前述のとおり、モチベーション低下の原因そのものが解消されれば、それにこしたことは
ありませんが、そのためにはその仕事に関わる人たちの協力や、仕事のそのものの内容を
変える必要があります。

これらの実現は絶対に不可能という事はありませんが、ある程度の時間と作業とは別の労力が
必要になります。そのため仕事の期限を考えると、自分自身のやり方を工夫して、仕事をやりきるほうが、いったんの得策といえます。

そして仕事のモチベーションが低いまま、その仕事をやりきるコツはたった2つです。

◆仕事をやりきるコツ(その1)
「作業を細かく分け、少しずつを片付けていくことを繰り返す」


子供のころを思い出してみてください。
どうしても嫌いな食べ物や、苦手な野菜があった時、ふつうのサイズよりも細かくし、
味や匂いもわからないような状態にしてから飲み込んでいませんでしたか?

やる気が起きない仕事もそれと一緒です。作業内容を細かく分けて、少しずつ片付けていくことを繰り返しながらゴールに向かっていきます。作業を細かくすることで、仕事の嫌ではない部分は
どんどん片付いていきます。そして仕事全体にも勢いがつきます。
またその勢いで苦手な野菜を飲み込んだように、仕事の嫌な部分もやりきれてしまいます。

◆仕事をやりきるコツ(その2)
「仕事が終わった時のご褒美を用意する」


2つめのコツは、仕事が終わった後の解放された状態をイメージして仕事をすることです。
モチベーション低下の原因が仕事そのものにある時、手は動いていなくても、意識だけは
その仕事に向いています。考えたくないけど気になってしまう、そんな状態です。

作業そのものは進んでいないのに、その仕事の嫌な部分ばかり考えてしまうので、自分自身で
どんどんやる気を減退させています。

このような時は、自分の意識のフォーカスをその仕事から、仕事以外の別のものに変える
ことが必要です。たとえば、仕事が終わった後に美味しいものを食べる、以前から欲しかったものを買うなど、自分自身へのご褒美を考えることも良い方法です。

自分にとって何か嬉しいものにフォーカスすることで、嫌な仕事への過剰な意識を抑え、
一気にやりきってしまうというところがポイントです。たとえば、予防注射をされる時、
置いてある注射器、今まさに自分の腕に刺さってくる注射針を凝視したら、恐怖や嫌な気持ちは
倍増します。注射をされる際は、ちょっと横を向いてやり過ごすように、嫌な仕事の時は、
そればかりにフォーカスせず、他のことに目を向けてその嫌な状況を乗りきってしまうことが
賢明です。

モチベーション低下の原因が「仕事以外のもの」だった場合

モチベーション低下の原因がその仕事以外にある時、肉体的疲労、睡眠不足、職場での人間関係、私生活の問題などがその理由としてあげられます。

肉体的疲労や睡眠不足が原因とわかっている場合は、あれこれ考える前にとにかく休むことです。モチベーションを保てないくらい疲労している状態は、すでに正しい判断力が奪われているかも
しれません。

このような時は、まずは肉体的回復をはかり、そこから改めて仕事と向き合うことです。
それでもまだやる気が起きない、モチベーションが回復しないという時は、
その原因が仕事そのものにあるのか、仕事以外の環境や私生活の問題なのかを考えます。

仕事以外に原因がある時と、仕事そのものが原因の時との対処法で大きく違う点は、
その原因そのものから物理的に距離を置くことできる可能性があることです。

たとえば、職場に苦手な人がいることが原因の場合、今の仕事と関係ないのであれば、その人との接点は極力少なくして、普段から意識しないようにします。私生活の問題の場合は、今の仕事を
片付ける間だけは、その問題解決について家族にも協力をお願いすることも考えてみます。

もちろん、そうは言っても実現できないものもあり、問題のすべてを家族に押し付けたりしたら、それはそれで別の問題も生じます。ただし、モチベーション低下原因が与えられた仕事以外ということで、対処としても工夫する余地がいろいろあることは間違いありません。

目の前の仕事はしなくてはいけない、でも私生活の問題も解決しなくてはいけない、
やらなければいけないことが2つあっても身体はひとつです。無理を続ければ、精神的にも疲れ、モチベーションが下がるのも当然です。ここでは両方を同時に片付けようとせずに、
順番に対処していくことが大切です。

原因はわからないが、なぜかモチベーションが上がらない

モチベーションの上がらない原因を考えてみたけど、その原因が思いつかない。
原因を考えだしたら、いろいろありすぎてどれが一番の問題なのかわからない。
そもそもモチベーションが低い原因を考える気すら起きない。そんな時もあります。

このような時は、まずは十分な睡眠を取ることや、気分転換をして気持ちをリセットすることが
必要です。また、普段の生活習慣を変えることでも効果があります。

仕事へのモチベーションや日常の精神状態には、脳内から分泌されるドーパミンやセロトニン
という物質が大きく関わっています。そして、このドーパミンやセロトニンは、楽しいことを
したり、美味しいものを食べたり、ちょっとした運動やバランスの取れた食事を取ることで
正常に分泌されます。

仕事が忙しすぎたり、過度のストレスから生活リズムが崩れれば、ドーパミンやセロトニンが
不足し、自然とモチベーションは低下していくということを忘れずに、普段からより良い
生活リズムが保てるように意識しましょう。

また、半年~1年前の自分と今の自分を比べる、ロールモデルや尊敬できる人をみつける、
初心を思い出す、のように“ありたい姿”を描くことも、モチベーションが上がらないときの
対処法として有効です。

・これまで経験してきた新しいこと、習得できたスキル、価値観の変化などを書き出す
・職場の先輩や上司、同僚に話を聞く
・本や動画などでいろいろな人の考え方や価値観に触れる
・入社や昇格したときの自分の気持ちを思い出す

など、自分のこれまでを振り返ったり、これからを考えたりすることでもモチベーションが
上がります。

モチベーションが低いときの注意点

言うまでもありませんが、仕事へのモチベーションが低いという時は、
その仕事に集中できていない状態です。このような時は、ケアレスミスも起きやすいものです。

自分自身でより大変な状況にしてしまい、さらに追い込まれるようなことがないように
注意が必要です。今はどうにもやる気が起きない「こんな時はミスが起きるぞ」と
意識しましょう。イメージの仕方によっては、もっとモチベーションが下がりそうなものですが、
実際に問題が起きてしまうくらいなら、モチベーションが低いほうがまだましです。

もうひとつの注意点は、気分転換や休憩したあとの状態についてです。気分転換してもやはり
モチベーションが上がらなかった場合、それはやはり仕事そのものが原因となっている可能性が
あります。そこに気づかず気分転換や休憩ばかりしていたら、期限までの時間がなくなり状況は
さらに悪化します。

仕事を進めるための気分転換ですが、それがただの時間泥棒にならないように注意しましょう。

エナジースイッチでは仕事のモチベーションが上がらないときの対処法にあったさまざまな
人材育成メニューをご用意しています。詳しい人材育成方法については、ぜひ以下の関連する
コラムをご覧ください。

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