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組織の成果を最大化する 「チームワーク」の重要性とメリット、「チームワーク」を向上させるポイント、活用事例を解説

はじめに

チームワークは、
組織の成果を最大化するうえで欠かすことのできない要素です。

組織で仕事をするうえでは、個人で完結できる仕事は少なく、
チームワークが必要とされる場面が多いからです。

この記事では、チームワークとは何か、
チームワークの重要性、メリット、チームワークを向上させるポイントを
わかりやすく解説いたします。

目次[非表示]

  1. 1.はじめに
  2. 2.チームワークとは
    1. 2.1.チームとは
    2. 2.2.グループとは
  3. 3.なぜチームワークが重要なのか
  4. 4.チームワーク向上のメリット
    1. 4.1.業務効率や生産性が向上する
    2. 4.2.問題解決能力が向上する
    3. 4.3.メンバーのモチベーションが高まる
    4. 4.4.定着率が向上する
  5. 5.チームワークを向上させるポイント
    1. 5.1. 適切な目標を設定し、メンバー全員と共有する
    2. 5.2. 適切なメンバーを選定し、役割を明確にする
    3. 5.3.コミュニケーションで意思疎通を図る
    4. 5.4.エンゲージメントを高める
      1. 5.4.1.社会的に意義のある目的、目標で惹きつける
      2. 5.4.2.活躍、成長できる仕事で惹きつける
      3. 5.4.3.人の魅力や風土で惹きつける
      4. 5.4.4.待遇や報酬で惹きつける
  6. 6.チームワーク向上の企業事例
    1. 6.1.JR東日本テクノハートTESSEI
    2. 6.2.株式会社ぐるなび
    3. 6.3.ピクサー・アニメーション・スタジオ
  7. 7.エナジースイッチのチームワーク向上に役立つ研修事例
    1. 7.1.体験型新入社員研修プログラム
  8. 8.チームワーク向上を目指すならカスタムメイド研修をご利用ください

チームワークとは

「人が集まった状態」を「チーム」、
あるいは「グループ」と表現することがあります。

一見、同じ意味とも思える2つの言葉には、実は大きな違いがあります。

チームワークを考える前に、
まずは「チーム」と「グループ」の違いについて見てみましょう。

チームとは

「チーム」とは、
1つの目的や目標を達成するために協力して行動する人の集団を言います。

例えば、スポーツで協力しあって勝利という目標を目指す場合です。

共通の目標を持ちますので、
能力の違うメンバーが相互に影響を与えあい目標達成を目指し、
責任はチームという集団がおいます。

グループとは

単に人が集まった状態が「グループ」です。

集まった人達が共通の要素を持っていることはあっても、
特に共通の目的や目標がない状態です。

職場や学校で仲の良い友人が集まった「仲良しグループ」などが、
これに当たります。

共通の目標を持ちませんので、何か問題があったときの責任は、
グループに所属している個人がおいます。

なぜチームワークが重要なのか

時代や環境がどんなに変化しても、
「チームワークが大切だ」と言われ続けています。

なぜ、組織においてチームワークが重要なのでしょうか。

それは、チームワークを高めることによって、
「1人では達成することが困難な目標を達成することができる」からです。

10人が個人プレーで仕事をしても10の力しか発揮することができません。

これに対して、様々な才能や経験を持つ10人が力を合わせることで、
発揮できる力が20にも30にもなるからです。

チームワーク向上のメリット

チームワークを向上させることには、以下のようなメリットがあります。

業務効率や生産性が向上する

協働体制を整えながら仕事を進めることによって、
チーム内の知識やノウハウを共有できるようになります。

また、スキル・経験の不足や、
個人では処理しきれない負荷オーバーなどで業務遂行が滞っている場合にも、
周りのメンバーと助け合うことによって、
スムーズに業務を遂行することできます。

問題解決能力が向上する

これまでに経験したことがない問題が発生した場合に、
一人で悩み考えるよりも、
多様な知識・経験を持ったメンバーが知恵を出し合った方が、
適切な解決策を導き出す可能性が高くなります。

また、実行段階においても、メンバーが力を合わせて協力することで、
早期に問題を解決することができるようになります。

メンバーのモチベーションが高まる

人は誰かの役に立ち、
感謝されることに喜びを感じる性質を持っています。

また、お互いに助け合える仲間が職場にいることが、
社員の幸福度を高めるという統計結果も出ています。

チームワークの良い職場ほど、メンバーのモチベーションが高まります。

定着率が向上する

大手転職支援会社の調査によると、
若手・中堅社員の一番多い転職理由は「人間関係の悩み」です。

特に、仕事上の壁に当たって悩んでいる時に、
相談できる相手がいない、誰からも助けてもらえない状況が続くと、
孤立感・孤独感が高まり、離職する社員が増えてしまいます。

反対に、チームワークのよい組織を増やすことによって、
定着率の向上が期待できます。

チームワークを向上させるポイント

 適切な目標を設定し、メンバー全員と共有する

チームには「共通の目標」が必要であることを前述しました。

メンバーが一丸となって協力しあうためには、
適切な目標を設定することが大切です。

会社全体の目標達成に貢献できる組織目標であること、
高過ぎず、低過ぎない適度な難易度であること、
到達点を明確に示す具体的な目標であることが適切な目標の要件です。

そして、設定した目標をメンバー全員が理解、
納得できるように共有することが重要です。

 適切なメンバーを選定し、役割を明確にする

職場のメンバーは、会社が採用・配属したメンバーで構成されますが、
プロジェクトメンバーに職場の誰を選ぶのかは
慎重に検討する必要があります。

職場内の一人ひとりの知識、スキル、経験、個性などを考慮し、
適切なメンバーを選定することが大切です。

また、チームを編成したら、
各人の役割と責任を明確にすることで、
協働しやすい環境を整えることも必要です。

コミュニケーションで意思疎通を図る

環境変化が日に日に早くなっている中で、
「こういう場合は、このように対処する」といったルールを、
あらかじめ決めておくだけでは対応できない状況が増えています。

このような状況に対応するためには、
必要な時に、必要なメンバーが意思疎通を図れるように、
コミュニケーションの手段や環境を整えておく必要があります。

さらに、本音で情報交換やアイデア交換できるように
チームの心理的安全性を高めておくことが重要です。

エンゲージメントを高める

チームワークを高めるためには、
チームに対するエンゲージメント(共感)を高めることが大切です。

好きでないチーム、共感できないチームのために協力しよう、頑張ろうという意欲が
生まれないからです。

チームへのエンゲージメントを高めるためには、
以下の4つの観点のいずれか、もしくは、いくつかの観点を組合せて、
メンバーを惹きつけることを考えてみましょう。

社会的に意義のある目的、目標で惹きつける

「この目標を達成することが社会貢献につながる」

活躍、成長できる仕事で惹きつける

「このチームで働くことで成長できる」、
「若くても責任のある仕事を任せてもらえる」

人の魅力や風土で惹きつける

「尊敬できる上司や先輩がいる」、
「このチームのメンバーと働くことが楽しい」

待遇や報酬で惹きつける

「このチームで働くことで、昇進や昇給のチャンスを得やすい」

チームワーク向上の企業事例

JR東日本テクノハートTESSEI

「7分間の奇跡」というテーマで、
ハーバードビジネススクールのケーススタディでも取り上げられている同社は、
新幹線車両清掃員のチームです。

もともと、この新幹線清掃員チームには明確な目標が設定されていませんでした。

その当時は、清掃の品質はバラバラで顧客からのクレームが絶えませんでした。

この清掃員チームを変革した要因は、適切な目標設定でした。

「お客様に感謝感激を与えること」を目的にして、
「7分間でお客様に温かな思い出を持ち帰っていただく」ことを成果目標に、
「さわやか・あんしん・あったか」を行動目標として設定しました。

これを契機にメンバーの主体性やモチベーションが高まり、
様々なアイデアがメンバーから出されるようになりました。

その結果、清掃の品質が格段に向上し、
1年間のクレーム件数を5件まで減らすことができました。

日本の新幹線システムを視察するため来日したフランスの鉄道大臣が、
「新幹線のシステムも欲しいが、あの清掃チームこそ持って帰りたい」
と語ったほどです。

株式会社ぐるなび

同社には「ウォーキング・ミーティング」と呼ばれる取り組みがあります。

社長の杉原章郎氏が趣味のウォーキングに仲間を誘い、
歩きながら仕事の話をしたことが「ウォーキング・ミーティング」の始まりでした。

歩きながら話すことによって、
会議室でのミーティングよりも気軽に話し合える雰囲気がありました。

ウォーキング中に活発な意見交換ができることに気づいた社員は、
次第に杉原氏のウォーキングに付き合いながら
仕事の話をするようになりました。

このように、「ウォーキング・ミーティング」によって、
社長と社員の間の壁がなくなり、
前向きで自由闊達な意見交換ができるようになりました。

ピクサー・アニメーション・スタジオ

作品がヒットするかどうかの当たり外れが大きい映画業界において、
映画制作会社のピクサーは、
継続的に大ヒットを記録することに成功しています。

その成功の秘訣は同社のコミュニケーション戦略にあると言われています。

通常の映画制作プロセスにおいては、
監督がストーリーの概要を一人で考えて、
ある程度まで出来上がってからチームで映画を制作します。

一方で、ピクサーは、ストーリーの概略を作る時も一人では考えずに、
信頼できるメンバー数人がディスカッションしてつくります。

ストーリーの概略が出来上がった後も、
チーム全員で集まって議論を繰り返します。

これ以外にも、作品作りにおける妥協を排するため、
数ヶ月ごとにスタッフが集まり、
制作中の作品を相互評価する「ブレイン・トラスト会議」や、
アニメーター全員が未完成の制作物を毎日、
監督や他のアニメーターに見せる「デイリーズ」など、
社内のコミュケーションとチームワークを向上させる仕組みを導入しています。

このように、ピクサーは、チーム全員の力を結集することで、
継続的に大ヒット作を生み出すことに成功しています。

エナジースイッチのチームワーク向上に役立つ
研修事例

エナジースイッチは、研修成功の2大要因である
「研修プログラム」と「トレーナー」の両方を、
フルスクラッチでゼロから提案しています。

これまで提案したプログラムにひとつとして同じものはなく、
協力いただいている外部のトレーナーも450名以上と非常に豊富です。

対応しているテーマも幅広く、
階層別研修やテーマ別研修、キャリア研修など
あらゆる研修に対応いたします。


ここからは、
15年の実績があるカスタムメイド研修のカリキュラムのなかから、
社員のチームワーク向上を目指した研修事例を1つご紹介します。

体験型新入社員研修プログラム

チームワークを身につけよう、と座学で伝えても、
「言っていることは分かるけど、メリットを実感できないし、
どうやっていいかもわからない」
となってしまいます。

そこでこの研修では、
外に飛び出し実際にチームを組んで課題をクリアする過程を通じて、
チームワークとはどういうものか、
どうやってチームワークを最大化したらいいのか、
などを体感して学ぶことができるようにしました。

事例は新入社員を対象にしたものですが、
役員、管理職、部のメンバー全員、男性上司と女性部下など、
幅広い対象の方に向けてカスタマイズすることが可能です。

チームワークの大切さと楽しさを実感できる、非常に面白いプログラムです。

▼体験型新入社員研修プログラムはこちらから

チームワーク向上を目指すなら
カスタムメイド研修をご利用ください

社員のチームワーク向上を目指した育成プログラムの情報収集をされている方は、
ぜひエナジースイッチをご利用ください。

エナジースイッチは、研修成功の2大要因である
「研修プログラム」と「トレーナー」の両方を、
フルスクラッチでゼロから提案している、業界でも非常に珍しい研修会社です。


「研修をカスタマイズします」
というのはどの研修会社も使っていますが、
その中身は実は会社ごとにまったく異なります。

せっかく費用をかけて研修を実施するのであれば、
自社にできる限りフィットした研修を実施していただきたいと考えています。

以下の資料に、自社に100%フィットする研修会社の選び方をまとめています。

ぜひご活用ください。

まとめ

チームワークとは何か、
チームワークの重要性、メリット、チームワークを向上させるポイントを解説いたしました。

チームワークの向上が、
組織の成果を最大化することに役立つことをご理解いただけたと思います。

チームワーク向上のために、まずはできることから始めてみてはいかがでしょうか。

▼お問い合わせはこちらから!


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