表向きは「ダイバーシティ」「コミュニケーション」「グローバル」、その裏側は「自分軸」。
私が独立した当初は、まだ、ダイバーシティという言葉も流通しておらず、概念的なものは研修で扱いづらいという雰囲気でした。
だったら自分が形にしていこう、と考え、ダイバーシティやコミュニケーション、
そして前職でも散々経験を踏んだグローバルというテーマを専門にしてきました。
ただ、テーマがなんであっても、研修を通して受講者に一番持ち帰ってほしいのは、
「自分の人生の舵取りを自分でする」ということです。
自分を主語にして自分で選んで、決めてほしい。
トレーナーとしては、事前の打ち合わせで様々なことを伺った上で、研修当日に受講者に初めて会います。
私はそこで、事前の情報をバイアスにしないように確認しながら進める、
一人ひとりに向き合う、かたまりで受講者を捉えない、ということを心がけています。
本当に、本心で、受講者の方に向き合うときは常にゼロベース。
だから、予想外の回答や、斜めからのボールなんかも、平気です。まったく動じません(笑)。
フラットでいるから、どうしてこの方はこういう発言をするのだろう、というところから取り上げます。
一人ひとりを尊重したい、否定は、絶対にしたくないんです。
ただ、うまくいってほしいと思うので、そこの一助となるように、新しい考え方を伝えたり、少し広げたり加えてあげたいな、と思っています。
必ず、人は変わりますから。