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新入社員の主体性を引き出す人材育成事例紹介


目次[非表示]

  1. 1.新入社員の主体性を引き出す 人材育成事例紹介
  2. 2.主体性とは何か
  3. 3.なぜ新入社員に主体性が求められるのか
  4. 4.主体性が足りていないと感じられるシーン 
  5. 5.主体性が身に付く新入社員研修プログラムの具体例

新入社員の主体性を引き出す 人材育成事例紹介

2018年まで経団連が実施していた「新卒採用に関するアンケート調査」で
「選考時に重視する要素」の第1位が「コミュニケーション能力」(16年連続)、
第2位が「主体性」(10年連続)でした。

2020年8月に株式会社NEWONEで実施された
「テレワーク時代に求められる能力」についての調査では、
「テレワークが増えるご時世において、新入社員に“早期に”高めて欲しい能力は何ですか?」
という設問に対し、「主体性」という答えが第1位でした。

主体性は、現在の新入社員に強く求められる能力なのです。

主体性とは何か

主体性がある状態とは、自ら率先して行動を起こし、
仕事・課題に立ち向かう実行力を備えている状態のことを指します。

似ている表現として、自主性という言葉があります。

自主性とは、あらかじめ決められたことを自ら率先して行動する態度や性質のことを指します。
例えば「
元気に挨拶をする」「無くなったオフィス備品を補充する」「観葉植物に水をあげる」などの、
組織内の決まり事を誰にも言われずに率先しておこなう新入社員は自主性があると言えます。

主体性とは、それだけではなく、決められていないことを自分の意志・判断によって、
自ら責任をもって行動を起こすことも含みます。

なぜ新入社員に主体性が求められるのか

役職者の方や人事担当者の方と話をしていると、
「うちの社員には主体性が足りない」という課題をよく耳にします。

なぜ新入社員には主体性が求められるのでしょうか。

ヒューマンスキルとして新入社員に求める力は、各社それぞれ設定されているかと思いますが、
大きく分けると以下の3つに大別できるかと思います。

・前に踏み出す力
・考え抜く力
・チームで働く力

このいずれの力も、自ら決めて、責任をもって行動を起こす主体性を備えた状態でないと、
発揮することができません。

主体性とは、社会人としての基本となる能力を発揮するために必要な、
人間力の大切な構成要素の1つと言えるのです。

主体性が足りていないと感じられるシーン 

ブレイクアウトセッションでのグループディスカッションなどは分かりやすいシーンです。

メンバーに対して質問や意見を言ったりすることができなかったり、
率先してリーダーなどの役割に立候補することができない場面は良くみられます。

全体共有の場でも、
「誰でもいいから発言してください」としても、よく発言する人に頼り切ってしまい、
結局こちら側で指名しないと発言が出てこない場面も多くみられます。

研修中にチャットや質問が活発に出せる方がいる一方、アンケートの自由記述欄に、
「実はこの部分が分からなかった」と記入され、フォローに困ることもあります。

ビジネスマナーの時間でも主体性が足りていないことが感じられます。
名刺交換や電話の受け取り方、お辞儀の仕方など、
これらを単純にスキルだと考える新入社員が増えています。

普段練習できないことを練習することに対しては積極的な新入社員の方が多いですが、
何故ビジネスマナーが必要なのか、
ということにまで意識を向けられる新入社員の方は非常に少ないです。

ビジネスマナーは、決められたスキルとして捉えるだけでは不十分です。
もちろん組織内のルールはありますので、
そのルールに合わせて自主的に行動することも大切です。

ただ、自主性に加えて主体性が身についていると、
相手の立場に立ってふさわしい振る舞いや行動ができるようになります。

主体性が身に付く新入社員研修プログラムの具体例

主体性が課題の新入社員の方が、主体性を身に付けるためには、
どのような研修プログラムが有効なのでしょうか。

弊社では、個社ごとにフルスクラッチのカスタムメイドで研修をご提案しております。
パートナーとして協力いただいている外部トレーナーが450名以上おり、
個社ごとに合った研修を、バリエーション豊富にプロデュースできます。

本記事を参考に、是非自社に合ったマインドセット研修を実施してみてはいかがでしょうか。


まずは、主体性を醸成するマインドセットです。

■【学生と社会人の違いを考える】
ブレイクアウトセッションを活用し、答えのない問いに対して、
積極的にコミュニケーションを取る時間を設けます。
グループの中でのそれぞれの役割も自分たちで決め、自ら考え主体的に行動する意識を高めます。

■【若手社会人に求められる力】
会社の経営理念やビジョン・ミッション・バリュー、歴史などを紹介することで、
会社に対する理解を深めます。
また、具体的なケーススタディを作成し、
組織の中での主体性のある行動とは何か、について考えます。

■【先輩社員からの講話】
先輩の経験談から、どうして主体性が重要なのか、
どう考えて行動したら主体性が発揮できるのか、
実際の職場で主体性を持って働くことのイメージを醸成します。

■【3か月後の目標設定】
育成担当や上司にアドバイスをもらいながら、実際に組織で働く新入社員に求められる
主体性のある行動を具体的にイメージし、目標設定します。

続いて、主体性を育むスキルセットです。

■【信頼を獲得するコミュニケーション】 
対人関係全般として、信頼を獲得するコミュニケーションスキルの基礎を学びます。
なぜそれが必要なのか、背景もしっかりと説明をして、
単純なスキルと捉えられないように進めます。

■【信頼関係を深めるマナー】 
コミュニケーションと同様に、社会人として必要なビジネスマナーの基礎を学びます。
その際、信頼されるビジネスパーソンとしてなぜそれが必要なのか、
背景をしっかりと説明します。

■【仕事を円滑に進める論理思考】
業務遂行上必要な思考力について学びます。
新入社員の仕事では、「期日を守る」「段取りを組む」「相手に分かるように伝える」
といったことが、主体性を発揮するうえでとても重要になります。

そのために、手当たり次第にタスクを進める、「頑張る」という意欲だけで取り組むのではなく、
考えた上で行動する、そのために必要な思考力を養います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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